機械部品の加工図面 について~断面って結構重要なんだよな~【機械設計製図】
部品加工の見積依頼を受けたら、自分が加工するつもりで図面を眺めます。
材質は?
焼入は?
表面処理は?
これすら読み取るのに苦労する図面は数知れず・・・
図枠に記入欄あるならそこにちゃんと書いてくれ~
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それはともかく
今回は断面のお話。
2次元の図面を読み解くには図面から完成状態の3D図形を想像できないといけません。
その手助けになるのが機械設計製図の知識であり、製図のお作法なのです。
今は手書きの図面など皆無(古い図面ならそうでもないけど)で皆んなCADで図面を書きますね~
断面の展開なんかソフトがやってくれたりするのでCADオペは楽ちん。
でも・・・
加工する時に結構使えない図面になることが多いから注意して!
写真の図面、右側は断面で書いてありました。
※図面にはそう断っていませんが、解りやすくするためワタシがハッチングを入れました
3面図の右側、右側面ですよね?
普通は外側を見ているので穴は破線で書きましょうね~
こんなのは簡単だから迷いもしませんが、形状が複雑で要素が重なっていたりすると断面をしっかり書いていない図面は読み解くのが難しいのです。゚(゚´Д`゚)゚。
設計者、CADオペさんたちにはぜひ機械設計製図の基本を学び直してもらいたいものです。
そこで提案
島根大学の機械・電気電子工学科 機械設計研究室HPなのですが
こちらの授業資料がとてもわかり易くて良いです!
Download(機械設計製図)新カリキュラム(2年生)
という部分が閲覧可能ですね
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とても素晴らしい!
世の中の設計する人、皆んなに見てもらいたい!!
もちろん
われわれ加工者も一見の価値ありです
いくつになっても学びは大事。
分かっているつもりの事でも新しい発見があったりして(^_^;)・・・
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